英語格言シリーズ③

You take the gun or you pull out a bigger one, or you call their bluff, or you do any of 146 other things.

こんにちは!

J N S A基金の英語関連コンテンツの新シリーズ「英語格言連載」も連載3回目となりました。

格言を知る機会はあっても、同時にその背景を知ることはあまりありません。本稿が新たな興味の扉を開くことになれば幸いです。今回は、読了後にテレビをつけたくなる人物の格言です。

今日ご紹介するのは「You take the gun or you pull out a bigger one, or you call their bluff, or you do any of 146 other things.」です。

これは大人気海外ドラマ『SUITS』の主人公の一人、ハーヴィ・スペクター(Harvey Specter)の言葉で、直訳すると「自分も銃を抜くか、もっと大きいのを出すか、ハッタリをかますか、まだ他に146通りやることがある。」になります。日本でも織田裕二さん主演でドラマが放送されていました。

NYの大手法律事務所に勤務するハーヴィ・スペクターは、ずば抜けた記憶力を持つマイク・ロスという青年を雇うことになります。二人で様々な法律相談を解決する、というのがドラマの大筋になっています。

今回取り上げた言葉は、ハーヴィとのある約束を破ったことについて、どうしようもなかったと話すマイクに対するハーヴィのセリフです。シーズン1の3話に登場しますので、ぜひ確認してみてください。

物事を悲観して、諦めてしまうことは容易ですが、時にはそれが146通りの選択肢のうちの一つであることもあります。単に言い訳ばかりして歩みを止めてしまうよりも、まだ他にできることがあるという心持ちでいる方が精神的な余裕や、ひいては自身の成長にもつながるのではないでしょうか。

ドラマを視聴していた時、ハッとさせられたことを覚えています。どうしようもなくなって、投げ出したくなる時、このセリフを思い出します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

SUITSは海外ドラマの中でも、リズミカルなセリフの掛け合いが特徴のドラマです。ぜひハーヴィとマイクが喋っているシーンを見てみてください。

(文責:村瀬有紀)