英語格言シリーズ①

Live the life you love. Love the life you live.

こんにちは!

J N S A基金の英語関連コンテンツの新シリーズ「英語格言連載」が本稿よりスタートです!

格言はあらゆるところで人々の支えとなり、勇気となり、エネルギーの源泉になります。日本語に訳されている名言も多くありますが、その原文や背景を知ることでよりその言葉が響くのではないでしょうか。

今日ご紹介するのは「Live the life you love. Love the life you live.」です。

これは伝説のレゲエ歌手ボブ・マーリー(Bob Marley)の言葉で、直訳すると「自分の愛する人生を生きろ。自分の生きる人生を愛せ。」になります。

1945年、ボブ・マーリーはイギリス人で当時61歳の父とジャマイカ人で当時18歳の母の間に生まれ、幼くして父の死や差別などを経験して、14歳で音楽家になるために退学をします。その後17歳でソロデビューをして名を馳せていましたが、ボブ・マーリーが音楽活動をしていた時期のジャマイカは二大派閥が抗争を続けており、1970年代は特に混沌とした時代でした。そんな中でボブ・マーリーは1976年にSmile Jamaica Concertを開催し、2年後にはOne Love Peace Concertにおいて対立両者がステージ上で握手することを呼びかけ実現させます。残念ながらこの握手が状況を好転させることはありませんでしたが、その3年後に脳腫瘍で亡くなった彼の思いや歌は後世にも影響を与えています。

活動中に狙撃され重傷を負い一度は亡命するも、再びジャマイカに戻りコンサートを開き、音楽を通して愛と平和を訴えた彼の言葉の数々はストレートで優しい響きがあります。

自分が一番望む人生を生きて、そして自分の選択を全力で受け止めて肯定する姿勢は人生をより豊かにしていくと思います。ボブ・マーリーの言葉には、正解なんてないので自分が心の赴くままに選んだものを正解にしていけばいいんだというメッセージが込められているような気がします。

全くレゲエには詳しくないのですが、高校生の時に初めてこの言葉に出会って以来自身の指針の一つです。

ご覧いただきありがとうございました!

ボブ・マーリーは他にもたくさんの格言を残しているので、興味を持った方は調べてみてください。

(文責:谷口朋)